Sunday, April 28, 2013

4月29日(月・祝)はライヴ三昧、その3

明日4月29日(月・祝)にはもう一つ注目のライヴがあります。

原宿クロコダイルで行われる朴保 PAK POE レコ発ライヴ東京編がそれです。
朴保というと90年代半ばに東京ビビンパクラブ(朴保:vocal、元カルメン・マキ&OZの春日博文:guitar、アナーキーの寺岡信芳:Bass等)の印象がとても強烈でした(渋谷クラブ・クアトロでのライヴに、忌野清志郎がサックス!で飛び入りした光景が目に焼き付いています)。

その後自らのグループ、切狂言(ベースは吉田達二、ドラムスは当時新進気鋭の現ソウルフラワーユニオン伊藤孝喜)を結成して発表した"WHO CAN SAVE THE WORLD"は、時代を経てさらに重みが増してきているような気がします。


常に時代と向き合い、歌うべき歌を歌い続けてきた朴保が着想から3年の年月をかけて完成させたアルバムが、5月19日に発売になる『IMAKOSO』です。

たたみかける言葉、歪むギター、優しさと美しさ溢れるメロディー、そしてボブ・マーリィーの"Redemption Song"のカヴァーまで、まさに「今こそ」聴きたいアルバムです。

そしてレコ発ライヴ・ツアーが明日から始まります。会場では最新盤『IMAKOSO』を先行発売(30cmアナログLP+CDという豪華版です)するそうです。


4月29日(月・祝) 原宿 CROCODILE
5月2日(木) 京都 磔磔
5月3日(金・祝) 大阪 春一番2013(服部緑地野外音楽堂)
5月4日(土・祝) 「友だち支援コンサート通天閣の下で」 大阪 通天閣 のこされ島
5月5日(日・祝)「 はちよう祭」大阪 ミナミ KINGCOBRA
*詳細は朴保のホームーページで確認して下さい。

*朴保のドキュメンタリー番組。とてもいろいろと考えさせられます。

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Wednesday, April 24, 2013

4月29日(月・祝)はライヴ三昧、その2

4月29日(月・祝)に音楽実験室・新世界(六本木)で見逃せないライヴがあります。

昨年12月23日にリリースされて以来、脱原発デモやパレードのアンセムとして、さらには私たちがこれからどう生きていくべきかを問いかける歌として、大きな反響を呼んでいているのが、ジンタらムータリクルマイの「平和に生きる権利」という曲です。


オリジナルはチリのビクトル・ハラという歌手が歌っていた曲ですが、彼らはその歌詞を3.11以降の今の状況にあわせた訳詞で歌っています。
ビクトル・ハラは1973年9月11日(もう一つの9.11と言われています)に、社会主義を掲げたアジェンデ政権に対して軍を率いたピノチェト将軍がクーデターを起こし、社会主義政権を倒します。ビクトル・ハラもその軍に捕らえられ、市内の競技場で惨殺されてしまいます(ピノチェト将軍は、その後1990年まで独裁者として政権を握ることになります)。

ビクトル・ハラがこの曲を作曲したのは、アジェンデ政権発足の頃と言われます。


優しさ溢れるこの弾き語りには思わずグッときます。
美しいメロディー、そして凛として生きる権利を主張するメッセージによって、様々な人たちによってこの曲は歌いつがれることになります。

そして今、最もヴィヴィッドに私たちの心に響くのがジンタらムータとリクルマイの歌だと思います。


発売から4ヶ月、遂に(ようやく?)発売記念ライヴが音楽実験室・新世界で行われます。題してREBEL MUSIC PARTY! 大いに歌って踊って楽しんでこそのREBEL MUSICです。


なお、当日はジャケットのイラストとなったヤギヤスオさんの原画も展示されるそうです(!)。またオリジナルのビクトル・ハラの演奏や、彼の未発表写真や自伝などを収録した貴重かつマストなCDブック『ビクトル・ハラ/平和に生きる権利』(音楽センター)の販売も予定しています。

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Monday, April 22, 2013

4月29日(月・祝)はライヴ三昧、その1


いよいよ来週からゴールデン・ウィークですが、4月29日(月・祝)には注目のライヴが三つもあります(というかトリプル・ブッキング?です)。

まずご紹介したいのは、すっかり定番となった観のあるミソラ・レコード@浅草木馬亭のイヴェントで、題して『てなもんや音曲ショウ2013 都市の音●風流音曲玉手箱2013』です。

このタイトルを観てピンと来る人は少ないと思いますが、音曲(おんぎょく)とは音楽そのものではなく、音楽を用いた芸能という意味です。


出演アーティストをご覧頂ければ、今回のイヴェントの面白さが分かって頂けるかも知れません。

まず注目は、若手江戸長唄の唄方として世界的な活躍を見せている杵屋三七郎、そして彫刻家でもあり、三味線片手に俗曲で独自の世界を切り拓く上野茂都(つれれこ社中!)、さらに江戸音曲の三味線弾き唄いとして知られる柳家小春など、実に粋な組み合わせになっています。柳家小春の唄を少しだけご紹介しましょう。



さらに加えて、ジャンルを超えて縦横無尽の活動を繰り広げるドラマー久下惠生(くげよしお)に、これまた注目のインストゥメンタル・バンド、NRQ(ニュー・ジレデンシャル・クォーターズ)も出演します。ここまで説明してきて、書いている本人も、一体全体どんなイヴェントになるのか全く見当もつきません(笑。




ただ間違いなく、舞台から流れ出てくる音は、刺激的に面白いはずです(是非YouTubeなどでチェックして見て下さい)。絶賛、予約受付中です!


【日時】2013年4月29日(月曜祝日)午後3時半開場/午後4時開演
【会場】浅草木馬亭 【木戸銭】前売り2,500円/当日3,000円
【お問い合わせ/前売予約】メタ カンパニー TEL 03‐5273‐2821 FAX 03‐5273‐2831
             メディア・ルネッサンス TEL 03‐5660‐6498
                         FAX 03‐5660‐6499
                         E-mail CBE09606@nifty.com
             浅草木馬亭 TEL 03‐3844‐6293


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Sunday, April 7, 2013

TETE.TVの面白さ

これまでにもTETE テテが自ら撮影、そして編集した動画は何回も紹介してきましたが、195本目(!)となる"Le NLB Tour : Toulouse"はなかなかに興味深い内容です。

3月14日に南仏の中心都市の一つ、トゥールーズにあるLE BIKINIという今年30周年を迎えるコンサート会場でテテはライヴを行いました。コンサート会場の様子はもちろんのこと、支配人へのインタヴューなども交えた、いかにもテテらしい凝った編集になっています。

動画で紹介されているライヴ演奏は、新作から「君の髪」という、どこか日本のグループ・サウンズ時代を彷彿とさせる曲です。テテの振り付け(踊り?)が何とも楽しい演奏です。

ちょっと注目して欲しいのは、2分過ぎからテテがさりげなく歌っている「Dream A Little Dream of Me」という曲です。1930年代に録音された曲で、今までにルイ・アームストロングをはじめ、数多くのアーティストによって録音されています。ママス・アンド・パパスのカヴァーなども有名ですが、最近ではアメリカの人気女優でもあるゾーイ・デシャネル(シー&ヒム)などもカヴァーしています。

YouTubeにもたくさんのヴァージョンがアップされていますが、個人的に好きなのはドリス・デイのカヴァー。このしっとりとした歌は癒されます。



控え室でのテテとメンバーたちのやりとりも楽しめる、テテの充実したライヴ・ツアーの様子がとても良くわかる動画になっていると思います。

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Saturday, April 6, 2013

Ukandanz ユーカンダンツ来日決定!これは事件です。

今年23回目(これがどんな凄いことか分かりますか?)を迎える、富山が世界に誇るワールド・ミュージック・フェスティヴァル、"スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド"にユーカンダツが出演します。今日正式発表されました!!!!!



昨年末に発売されたアルバム『イェチャラル』が、『ミュージック・マガジン』誌のベスト・アルバム2012(ワールド・ミュージック部門)の第3位に選ばれるなど、大きな話題を呼んでいました。

エチオピア人のカリスマ・ヴォーカリスト、アスナケ・ゲブレイエスと、エチオピアに乗り込んで現地ミュージシャンとセッションを重ねてきたギタリストのダミアン・クリュゼルを中心とする4人の個性派フランス人ミュージシャンが合体して出来たのが、このユーカンダンツ。



そのラウド&アグレッシヴなサウンドは、CDでも堪能出来ますが、彼らの本当の凄さはライヴでこそ発揮されそうです。実際のライヴを観ていないので、あくまでライヴ映像からの印象ですが、エッジの効いたサウンドとヴァイタリティ溢れるアスナケの唄と踊り(エチオピア伝統舞踊のあれです)のインパクトは半端じゃありません。


スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドは8月23日(金)から25日(日)。スケジュールを空けておきましょう!!


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Monday, April 1, 2013

親指ピアノのアプリをダウンロードしてみる

先週のTETEのアプリに続いて、もう一つ注目のアプリを紹介したいと思います。

アフリカを代表する民俗楽器の一つに、親指ピアノがあります。
木の箱や板に鉄製の弁を並べて固定し、それを両手の親指で弾きながら音を出す仕組みで、欧米では商品化されているほど人気の楽器です。
日本でもお土産ものとして気軽に演奏して楽しんだり、また楽器としてもいろいろな可能性を秘めていて、これからますます注目される存在だと思います。

前置きが長くなりましたが、日本が世界に誇る親指ピアニストにサカキマンゴーがいます。親指ピアノをギターのように弾きながら、最近では鹿児島弁の響きを生かした全く新しい"J-POP"を生み出しつつある、個性派ミュージシャンです。

その彼がなんと、親指ピアノのアプリ"リンバライオン!"を発売してしまいました(iPhoneのみ。iPadでも使えますが)。実は親指ピアノのアプリというは意外とたくさん発売されているのですが、この"リンバライオン!"の凄いところは、音が凄い! ビリビリと痺れるような倍音が出るのです。



さらにミュートも出来るという優れもの。また律音階(日本の伝統的五音階)とゴゴ音階(タンザニアのゴゴ人固有の音階。ゴゴ人が演奏する親指ピアノはリンバと呼ばれています)の二つが選べるという贅沢な仕様です。



またデザインが可愛らしくて、ついつい長時間指で遊んでしまいます。
実は2月のライヴで、実際にiPadでこのアプリを演奏して見せたのですが、観客も一緒になってこのアプリで演奏に加わるという企画も出来そうです。

ライヴで実際にiPadで演奏してみせるマンゴーさん。
ちなみにお値段は170円。約ペットボトル1本分の出費でここまで楽しめるのなら、ある意味贅沢だと思います。興味のある方は、App Storeで「リンバライオン」と検索してみて下さい。

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