Sunday, June 26, 2011

飛んでレユニオン SAKIFO!

またまた更新するのが遅くなってしまいました。
今回はいよいよSAKIFOのレポートです。SAKIFOとはクレオール語で「あなたの望むものはここにある」という意味です。

6月10日の夕方からスタートしたSAKIFO(全てのプログラムが夕方以降に組まれているので、炎天下で苦労しながら観るといったことがないので、とても助かりました)、最初に観たのは今、最も注目されているというランディゴというレユニオンのマロヤのグループ。お相撲さんのような身体で、激しく踊りながらのステージは迫力満点。アコーディオンなども加わり、マダガスカルっぽいところもありました。


続いてみたのは、マロヤを早くから電気化させたレユニオン伝説のミュージシャンの一人、チ・フォックのステージ。「チ」という名前から小柄な人だろうとは思っていましたが、想像以上に小柄でした。実はバックステージで見かけたとき、ちょと疲れたおじさん(お爺さん風でもありました)という感じだったのが、ステージにあがったら、まるで別人。カヤンブという楽器を演奏しながら、シャウトしまくる様に驚きました。サウンドはエレクトロ・マロヤというより、デジタル・マロヤと呼んだ方が良いくらい打ち込みも使ったクラブ系ノリでした。


初日の最後は、マリからやってきたDJモ・ジョのプレイを楽しみました。なんでも「バマコの夜の帝王」と呼ばれているそうです。マリンケ、ワスル、バンバラなどなど、いろいろな曲をミックスしていましたが、素材の良さに頼りすぎといった感じがしないでもなかったです。


二日目は楽しみにしていたトグナのステージから。ジャマイカからベーシストを招いた、とてもエネルギッシュなステージでした。レユニオンで発売になったばかりの新作(オルターポップで発売する予定なのでお楽しみに)からの曲が中心で、ダウード(左で手を挙げている)がステージ狭しと動きながらヴォーカルをとる姿が印象的でした。またこのフェスにも参加している、オーストラリアのブルー・キング・ブラウンのナタリーがゲストで1曲歌いました。


この日は他にも予定があって、あまりライヴは観られませんでしたが、最後のトニー・アレンのステージを観ることが出来ました。予想に反して(?)とっても聞きやすいアフロ・ビビートで、正直、少し拍子抜けの感じで残念でした。


最終日はライヴ会場に着いたのが、既に8時頃でした。この日はテテのステージがあったので、同じステージに出演していたイルマのライヴを観ました。アクースティック・ギター片手に、実に初々しいヴォーカル。今人気上昇中というのも頷けました。


そしていよいよテテのステージ。詳しくはテテのホームページにアップしますが、とにかく3人(テテの他にドラムスとベース)とは思えない、ド迫力のステージにただただ驚きました。ドラムが重いビートを叩き出し、スモークがたちこめる中、テテがストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」ばりにギターを鳴らしながら登場してきたときには、アドレナリン全開になりました。ギターを弾きながら、そして踊りながらステージを動き回るテテ。決めのポーズも堂にいっていて、とにかく格好良いの一言でした。


フェスの雰囲気は、とにかくリラックスしています。年齢層の高い人たちも多く、思い思いにのんびりと、お酒を飲んだり食べたりしながら楽しんでいて、ギスギスしたところは全くありません。音が止むと波の音が聞こえてきたりもする、何とも贅沢なフェスです。



今年はのべ2万人以上が参加したとか。年々巨大化するSAFIFOフェスですが、早くも来年が楽しみになってきました。

massamba

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