IOMMA(The Indian Ocean Music Marketの略 日本語に訳せばインド洋音楽見本市という意味)は、レユニオンを中心としてインド洋の様々な音楽を知ってもらうというのが大きな目的です。
青空ミーティングが良く開かれる中庭に掲げられたフラッグ |
もちろんビジネスがメインですから、一番熱気があるのは、やはり個別の商談です(アーティストの売り込みや様々な交渉事などなど)。とはいっても熱帯の島なので、外でベンチに座りながらというスタイルも多く、どこがのんびりとしています。
また今年は南アフリカの音楽が大きなテーマの一つになっていて、数多くの南アフリカのアーティストたちがやって来ていました。
インド洋最大の音楽フェスティヴァルであるSAKIFOは今年で9回目。年々規模も拡大していて、今年は過去最大の人出だったとか。SAKIFOについてはまたあらためて紹介します。
さて、いろいろな話しで一杯になった頭を心地よくほぐしてくれるのが、夕方から企画されているいろいろなライヴです。何と言ってもこれが一番の楽しみです。
今日は島の北西部に位置するル・ポールという街の近くにあるカバルドックというところでライヴが予定されています。
カバルドックは、スタンディングで恐らく1000人は入ると思われる、レユニオンでも有数のライヴハウスです。
ポスターもお洒落です アルチュールHやジャマイカ・オール・スターズの名前も見えます
これまでもそうそうたるアーティスト達が出演してます。壁一面にポスターが貼ってあり、なかなか壮観です。その本の一部を紹介しましょう。
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ジルベルト・ジル |
活動休止前のゼブダも! |
フランスで人気のイスラエル・ヴァイブレーション |
マロヤの重鎮、フィルマン・ヴィリイのポスターも これはデザインが秀逸ですね |
まずはノドを潤そうと思ってバー・カウンターに行ったら、そこでとんでもないものを発見しました!
何と「マロヤ」という名前の、炭酸アップル・ジュースがありました!
マロヤはレユニオンのアイデンティティとも言われる伝統音楽なのですが、それをこんな商品名してしまうとは?とにかく驚きました(ちなみにもう一つの代表的音楽である、セガの名前を付けた"セガ・コーヒー"や"セガ・レモン"というのもあります)。
マロヤという言葉には、奴隷時代を思い出させるネガティヴなイメージがあるとされてきました。しかしこうやって商品名になるということは、かなりマロヤに対するイメージも変わってきたのかも知れません。やはりユネスコの無形文化遺産に登録されたことも大きかったのでしょうか。
ちょっと長くなってしまったので、ライヴについては次回レポートすることにします。
*「飛んでレユニオン」特設ページもオープンしています。そちらも是非ご覧下さい。
massamba
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